Railwayの料金プランを解説【無料枠あり】

Railwayは、WebアプリやDBを簡単にデプロイできるPaaSです。Herokuのより良いバージョンだと思うと分かりやすいかと思います。

使った分だけ請求される従量課金の体系を取っていますし、DX(開発者体験)が非常に良いので、新規サービスを作るにはうってつけのサービスです。

【2025/08/28 追記】 Freeプランが復活しました!5ドルの無料トライアルのあとは、毎月1ドル分が使えるFreeプランになることになりました!つまり無料プランだとしても毎月1ドル分の利用はできます。

この記事のゴール

Railwayの料金について、プランの違い、課金の考え方、よくある質問、簡単な試算例までを一気に把握できるように、この記事を作成しています。

※ 詳細や最新情報は公式サイトを参照してください。

Railwayはこちら (←このリンクから登録すると20ドル分のクレジットがもらえます)


料金の基本(従量課金の考え方)

Railwayは「使った分だけ支払う」従量課金が基本です。

逆に「使っていない分は支払わない」ため、コストが抑えやすい良いサービスです。

固定のインスタンス台数やマシンタイプを事前に確保する必要はなく、実使用量に応じて課金されます。

以下の項目ごとに料金が自動で計算されて決まります。

  • メモリ: 1 GB あたり $10 / 月
  • CPU: 1 vCPU あたり $20 / 月
  • Volumes(永続ディスク): 1 GB あたり $0.15 / 月
  • Egress(送信トラフィック): 1 GB あたり $0.05 / 月

上記のような使用量に基づく課金のため、たとえばWebアプリを10個デプロイしても、DBを10個デプロイしても、そのサービスごとの課金が発生するわけではなく、 総合してどのくらいのリソースを使用したのかという点だけで課金されます。

類似サービスの Render は、デプロイするサービスごとに固定費が確実に発生するため、Webアプリ10個デプロイすると少なくとも5ドルx10個分、つまり50ドルが発生します。

そのため、複数のサービスをデプロイする場合にはRailwayはかなりお得になりがちです。(もちろん必ずしもそうなるわけではないですが)


プラン

各Railwayアカウントには月額固定のサブスクリプションが必要です。

といってもFreeプランは完全無料ですが。

Railwayの料金プラン(公式サイトより)

↑上記公式画像では下部に小さくFreeプランの記述があります。

また、この金額は使用量に充当されますので、使用量が少ない場合にはこれ以上請求されることはありません。

弊社は2025年8月現在でProプランですが、毎月22ドルくらいなので、2ドルだけ超過しているような感じです。

プラン 価格
Free $0 / 月
Hobby $5 / 月
Pro $20 / 月
Enterprise カスタム

プラン比較(Hobby / Pro / Enterprise)

各プランは「最低利用額(= 月額下限)」が異なり、その金額までは使用量に関わらず請求されます。

たとえば、Hobbyプランの最低利用額は$5/月ですが、5ドル分の使用量が含まれているので、5ドルのまま済む可能性があるということです。

また、最初の30日間だけ使える無料クレジットが5ドル分もらえます。

実際の請求額は「実使用額」と「最低利用額」のうち大きい方になります。

プラン 最低利用額 リソース上限(1サービスあたり) ログ保持 チーム座席 カスタムドメイン サポート
Hobby $5 / 月 RAM 最大 8 GB / vCPU 最大 8 7日 1 2 コミュニティ
Pro $20 / 月 RAM 最大 32 GB / vCPU 最大 32 30日 無制限 20 優先サポート
Enterprise カスタム RAM 64 GB 以上 / vCPU 32 以上も対応 90日 無制限 無制限 SLO・専用サポート

デフォルトのリソース上限(1サービスあたり)

プラン RAM CPU Ephemeral Storage Volume Storage Image Size
Trial 1 GB 2 vCPU 1 GB 0.5 GB 4 GB
Free 0.5 GB 1 vCPU 1 GB 0.5 GB 4 GB
Hobby 8 GB 8 vCPU 10 GB 5 GB 100 GB
Pro 32 GB 32 vCPU 100 GB 50 GB* 100 GB
Enterprise 64 GB 64 vCPU 100 GB 2 TB* 100 GB

※ 上記は初期値です。Pro / Enterprise では上限引き上げの申請が可能です。

※ Volumes は Pro 以上でセルフサービスにより最大 250 GB まで拡張可能です。


追加のオプション

以下のような特別なオプションもあります。エンタープライズ企業向けですね。

  • 90-Day Log History: $200 / 月
  • HIPAA BAAs: $1,000 / 月
  • Enterprise Direct Support(専用Slackなど): $2,000 / 月
  • Enterprise Support SLOs: $2,000 / 月
  • Dedicated VMs(専有VM): $10,000 / 月

料金の簡易シミュレーション

請求は「実使用額(CPU/メモリ/ディスク/egress 等の合計)」と「プランの最低利用額」のうち大きい方になります。

以下はあくまで概算イメージですが、こんな感じになります。

ちなみに、VolumesやEgress料金は弊社の利用ではほとんど発生しておらず、95%がメモリへの課金です。

ケース1: 小規模API(常時稼働)

  • 想定リソース: 0.25 vCPU / 0.5 GB RAM、Volumes/Egressは無視
  • 実使用額の概算: CPU $20 × 0.25 = $5、メモリ $10 × 0.5 = $5 → 合計 $10/月
  • 請求イメージ:
    • Hobby(最低$5)→ max($10, $5) = $10
    • Pro(最低$20)→ max($10, $20) = $20

ほとんどの小規模プロジェクトは10ドルもいかないはずです。DBがあったとしても、おそらく10ドル未満で済むと思います。

ケース2: 中規模Web + DB(常時稼働)

ユーザーやDB操作が多くなってくると、こんな感じになるかと思います。

  • 想定リソース: Web 1 vCPU / 1 GB、DB 0.5 vCPU / 1 GB、Volumes 20 GB
  • 実使用額の概算: CPU $20 × 1.5 = $30、メモリ $10 × 2 = $20、Volumes $0.15 × 20 = $3 → 合計 $53/月(egress除く)
  • 請求イメージ:
    • Hobby(最低$5)→ $53
    • Pro(最低$20)→ $53

どのプランを選ぶべき?

  • 超小規模・検証用途
    • Free プラン: $0/月 + 毎月$1クレジット。リソース上限が小さいため本番用途には非推奨。
  • 小規模プロジェクト
    • Hobby プラン: 最低$5/月。小規模・変動が大きい/短時間運用でも安心。
  • 小〜中規模プロジェクト / チームでの運用
    • Pro プラン: 最低$20/月。チームメンバーアカウント無制限、優先サポート、より大きい上限。
  • コンプライアンス・SLO・専用VMが必要
    • Enterprise プラン: 機能・上限ともに柔軟。専用のサポート体制。

よくある質問(抜粋)

  • 無料枠はある?
    • 毎月1ドル分は常に使えるだけでなく、新規登録後30日間だけ使える無料クレジットが5ドル分もらえます。
  • Hobbyの「含まれる使用量」はどうなる?
    • Hobbyは毎月$5分の使用量が含まれます。実使用額が$5以下なら下限内、超えた分のみ追加で請求されます(実質、月額は max(実使用額, $5))。
  • プランのアップ/ダウングレードは?
    • いつでも可能。アップグレードは即時反映、ダウングレードは次回請求期間から反映。
  • キャンセルするとどうなる?
    • Hobby/Proは当該請求期間末まで有効。Hobbyでプリペイドクレジット利用の場合、即時キャンセルとなり残高は失効します。
  • 請求書/領収書、支払方法は?
    • 支払時にメール送付。アカウントのBilling画面から履歴参照・会社情報の追加も可能。支払方法はクレカ(Enterpriseは請求書払い対応)。

まとめ

  • Railwayは「使った分だけ」の従量課金で、固定費が発生しにくい。
  • プランは無料のFreeプラン(毎月$1クレジット)がある
  • 複数環境の運用に強く、総コストを抑えやすい。

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