【2024年予言】MEGA地震予測の危険エリア発表!危ない場所はどこ!?
2024年に入ってからマグニチュード(M)5.0を超える地震が頻発しており、不安に思っている方が多いのではないでしょうか。
1月1日、石川県能登半島地方で発生したM7.6の地震から始まり、3月には千葉県東方沖や福島県沖でもM5クラスの地震が多発しています。
4月3日には、台湾東部の花蓮(かれん)沖でM7.5の地震が発生し、沖縄にも津波が到達しました。
7月31日には東京都23区を震源地とするM4.7の首都直下型地震が発生しています。
8月8日に日向灘を進言とするM7.1の地震を受け、気象庁は「南海トラフ地震臨時情報」(巨大地震注意)を発表しました。これは、新たな大規模地震が起こる可能性が高まっていることを表しています。大規模地震が発生すると強い揺れや高い津波が発生することが想定されるため、8月15日前後の直近の1週間はさらなる警戒が必要です。
地震は私たちの予期せぬタイミングで発生し、しばしば大きな被害をもたらしています。「災害は忘れたころにやってくる」とはよくいいますが、気を抜いたときこそ地震による被害は大きくなるものです。
しかし、もし地震を事前に予測することができたなら、大きな被害を防ぐことも可能になることでしょう。
今日、AI(人工知能)分析やGPSなどのテクノロジーを駆使することによって、約70%の確率で地震の発生を予測することができると言われています。
そして、今日までにさまざまな地震予測のサービスが生まれてきました。
今回は、私自身も過去2年間使ってきた地震予測サービス「MEGA地震予測」について、長所と短所を踏まえて紹介していきたいと思います。
1. MEGA地震予測とは
MEGA地震予測は、東京大学名誉教授である村井俊治教授が開発した地震を予測してくれるサービスです。
村井教授は測量工学の権威とも呼ばれており、今までの研究で培ってきた方法でアプローチで地震を予測しています。
MEGA地震予測では、毎週水曜日に地震の「ピンポイント予測」と呼ばれるメールが送られてきて、震源地、時期、マグニチュードの予測を教えてくれます。
月220円で地震の予測をチェックできるので、ジュース2本分の値段で地震に備えができると考えるとコスパがとてもいいです。
また、予測された通りに地震が起きることが多いので、地震への心の準備ができるのも良い点だと思います。
月額220円のプランの他に、月額380円のプランもあります。月額380円のプランは、ピンポイント予測に加えて、動画解説や地殻変動の時系列データがついてきます。
私は今年2月から月額380円の機能にアップグレードしましたが、よほど地震に興味がある方でない限りは220円のプランでも問題ないと思いました。
380円のプランだと動画解説がありますが、自分の場合、時間がなくて見られないことも多いです。
220円のメールマガジンプランでも地震予測の内容は変わらないので、迷ったら220円のプランで大丈夫です。
2. 地震警戒エリアはこの5つの地域

(画像:MEGA地震予測を元にAI相談.com編集部が作成)
1月から9月、MEGA地震予測から出されていた地震の警戒地域は、「北海道全域」・「東北地方の日本海側」・「関東地方全域」・「東海地方から北信越地方」・「四国地方から九州地方にかかる日本海」の5つの地域でした。
① 北海道地方では、太平洋プレートと陸のプレートの境界で地震が起きることが知られています。2018年には胆振東部でM6.7の地震が起き、甚大な被害をもたらしました。
② 東北地方の日本海側は太平洋プレートと日本海プレートの境界にあり、地震が起きやすい地域です。東日本大震災も水深6000mの深い溝から起きたため「海溝型地震」とも呼ばれています。
③ 関東地方周辺は4枚のプレートが重なっているため、地震が起きやすく「地震の巣」とも呼ばれることが多いです。関東大震災は北アメリカプレートとフィリピン海プレートに大きなずれ動きがあったことで発生しました。
④ 東海地方の海底には駿河トラフという海溝が走っており、フィリピン海プレートがユーラシアプレートに潜り込んでいます。そのため、この地域では地震が発生しやすくなっています。
⑤ 四国地方から九州地方にかけては、ユーラシアプレートとフィリピン海プレートが重なっているため地震の多発地となっています。
これら5つの地域で実際に地震が起きているのかを確認していきましょう。気象庁が出している7月中に発生したM5.0以上の地震を下の表にまとめました。

(画像:気象庁がだしている地震情報一覧を元にAI相談.com編集部が作成)
8月8日、M7.1の日向灘での地震は⑤にあたります。この地域は南海トラフ大地震が起きるとされている震源域の中に含まれており、これからさらに大きな地震が起きるのではと気象庁が警鐘を鳴らしています。
7月31日に発生した地震は首都直下型の地震で、東京都全域が震源地となりました。これは上記の③の関東地域に属しています。
予測された地震の多くはマグニチュードが5前後のものが多く、予測は的確に当たっているといえるでしょう。
実際にMEGA地震予測が予測した地域では、マグニチュードが比較的大きい地震が起きていることがわかります。
MEGA地震予測ではこれらの地域以外にもピンポイント予測が出ているので、気になる方は実際にサービスを利用してみてください!
また、AI相談.comでは地震に関するお悩みに答えるAIチャットも公開しています。地震について心配している方や、どう備えればいいか不安という方はどうぞお試しください。
3. 南海トラフ地震はいつ起きるのか
8月8日の気象庁の緊急会見によりますと、8月8日に起きた日向灘のM7.1の地震によって南海トラフ大地震が起きる可能性は高まったとされています。
その根拠として挙げられているのが、気象庁が分析したあるデータでした。
過去110年間に起きた1,437回の地震を分析したところ、M7.0以上の地震が起きると200~300分の1の確率でM8.0以上の大規模地震が起きているようです。
一見、大規模地震が起きる可能性は低いように感じられるかもしれません。しかし、実際に地震が続けて発生したケースが2011年に起きた「東日本大震災」です。
東日本大震災では、3月11日の大規模地震までに直近の2日間で地震がひんぱつしていたことが観測されています。
大規模地震が発生する可能性は、最初の地震直後ほど高くなり、時間が経つにつれて低くなっていくと気象庁が発表しているので、今後もさらなる警戒が必要です。
4. 南海トラフ地震が起きる可能性について
政府機関である地震調査研究推進本部(地震本部)は、M8〜9クラスの大地震が30年以内に起きる確率は70〜80%であると予測しています。
その根拠として、過去1400年間を振り返ると、100年〜200年の間隔でプレートのひずみを解消する巨大地震が起きていることがあげられます。
前回起きたの南海トラフ地震は、1944年に起きた昭和東南海地震と1946年の昭和南海地震です。
これらの地震からすでに80年近くが経過しており、つぎの南海トラフ巨大地震の可能性は高まっていると考えられます。
巨大地震の可能性が特に高まっている時には、政府が臨時ニュースである「南海トラフ地震に関連する情報」を発表するので、確認が必要です。
なお、臨時のニュースが発表されても、必ずしも地震が起きるとは限りません。
しかし、どんな事態が起きても対処ができる心構えと準備をしておくことが大切です。
5. 4/17の豊後水道の地震と南海トラフ地震の関係性について
政府機関の発表によると、M6.4の豊後水道の地震と南海トラフの地震の関連性があるとは言えないようです。
2024年5月9日の気象庁地震火山部による報告では、「(豊後水道の地震によって)巨大地震の発生の可能性が平常時と比べて高まったとはいえない」という結論が出されました。
また、京都大学で地殻変動を専門としている西村卓也教授も、豊後水道で起きた地震と南海トラフ地震との関連性を否定しています。
今回起きた豊後水道の地震は「正断層」と呼ばれる種類の地震であり、内部から引っ張る力が働いておきました。
しかし、南海トラフ巨大地震は「逆断層」と呼ばれる、岩盤が押し合う力から発生するタイプの地震です。
そのようなメカニズムの違いから、豊後水道の大地震と南海トラフ巨大地震は関連がないと判断されているようです。
(引用元:文部科学省研究開発局地震火山防災研究課)
南海トラフ地震との関連性はないとされていても、豊後水道は地震が多発することには変わりません。
引き続き、南海トラフ地震にも注意が必要と同時に、九州・四国地方の地震に警戒していく必要がありそうです。
6. 台湾大地震と首都直下地震の関連性について
今年に入ってからM 5.0を超える地震が多発しており、台湾大地震と「南海トラフ地震」・「首都直下地震」との関連性を疑う声も多いようです。
そんな声に対して、日本地震予知学会・長尾年恭会長は「台湾の地震と首都直下地震の直接的な関連はない」と述べています。
台湾大地震との関連は低いものの、「2月、3月に起きた千葉県東方沖の地震や茨城県の地震は、首都直下地震の想定震源域に非常に近いため、首都直下地震の引き金になることは否定できない」と長尾会長は話しました。
首都直下地震は関東地方で起きることが予測されているため、関東地域での地震の多さには引き続き警戒する必要がありそうです。
関東地方の大型地震に注意する一方、台湾の大地震に最も影響を受ける可能性があるのが「沖縄県周辺」であることが明らかになっています。
琉球大学・中村衛教授は沖縄でも台湾と同様に大地震が起きる可能性があると警鐘を鳴らしました。
政府調査によると、今後30年以内に与那国島付近でM7.0~7.5級の地震が起きる可能性は90%以上に上ると発表されています。
沖縄周辺ではさらなる地震対策が必要となるのは間違いなないでしょう。
7. 能登半島地震を予見していた日本の天才学者
MEGA地震予測では能登半島地震を予測することはできませんでしたが、この地震を予測していた研究者もいました。
その方は地殻変動を専門とした京都大学の名誉教授、西村卓也教授です。
4年前からGPSの位置情報を活用して能登半島地震を予測していたとニュースになっており、私も当時の西村教授の論文を読んでみることにしました。
論文には、「2020年11月30日から能登半島で地震が多発しており、巨大地震が起きる可能性がある」ということが明記されていました。
Since November 30, 2020, an intense seismic swarm and transient deformation have been continuously observed in the Noto Peninsula, central Japan.
引用元:Episodic transient deformation revealed by the analysis of multiple GNSS networks in the Noto Peninsula, central Japan
この論文のタイトルを日本語訳すると「能登半島における複数のGNSSネットワーク解析から明らかになった周期的な過渡変動」です。
この論文は「Nature」と呼ばれる世界で最も権威のある科学雑誌に掲載されています。Natureは信頼性が高く科学的に重要な論文しか掲載しないため、西村氏の研究は国内外から高い評価を受けていることがわかります。
8. 登録者10万人防災系YouTuberはどのように「能登半島地震」を予測したのか?
実は西村教授の他にも能登半島地震を予測していたYouTubeチャンネルがありました。そのYouTubeチャンネルの名前は「防災キャスト【災害・地震に備えて命を守る】」です。
わずか16本の動画の投稿で、12.9万人のチャンネル登録者数がいます。現在は動画の更新が止まっているようですが、2023年9月に投稿した動画で能登半島地震を予測していました。
その動画とは下の通りです。
[Embedded YouTube Video]
この動画では、気象庁の震度データベース検索で地震数が多い地域を絞り込むという方法が使われていました。
この動画の中では、能登半島が異常であった2つの理由があげられていました。
- 石川県には火山がないのにも関わらず地震が頻繁に発生していた。
- 異常なまでの地殻変動。
1について、下のグラフは過去6年間の石川県能登半島での地震の発生回数をまとめたグラフです。2018年から2023年までに震度1以上の地震の数が急増していることがわかります。
火山活動がある場所では地震が頻繁に起こることはよくありますが、火山がない石川県でこれほどまで地震の数が増えるのは異常でした。
(引用元:気象庁 震度データベース検索)
2について、石川県能登半島では激しい地殻変動が確認されていました。下の画像は過去1年間の地殻変動の大きさをベクトルで表したものになります。
石川県能登半島だけ異常な地殻変動を起こしていることがわかります。
(引用元:国土地理院 地殻変動情報表示サイト)
9. 地震予測の精度は70%
最後に、気をつけたいことがMEGA地震予測の予測が全て的中するわけではないということです。
公式ホームページでも書いてある通り、地震予測の精度は70%ほどです。
アメリカが行った地震予測の研究でも現在の技術では地震予測の的中確率は約7割という結果がでています。
また、予測した地震が起きないということもある一方、予測していない地震が起きることもあります。
2024年1月1日に起きた能登半島地震は予測していない地震でした。
最適なタイミングで予測を出すには現在のテクノロジーでは限界があるようです。
そのため、テクノロジーを過信するのではなく、いつ地震が来てもよいように準備をしておくことが大切です。
常にどんなことが起きても良いように準備はしておきたいものです。
参考文献 ・MEGA地震予測 ・気象庁地震情報 ・南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)について ・Episodic transient deformation revealed by the analysis of multiple GNSS networks in the Noto Peninsula, central Japan ・Earthquake Forecasting Using Big Data and Artificial Intelligence: A 30‐Week Real‐Time Case Study in China ・石川・能登半島で大地震の前兆現象が起きている?周辺で続いている異常な現象とは… ・気象庁震度データベース検索 ・南海トラフで『ひずむ日本列島』活断層が集中する地域に大地震の足音迫る 4年前、能登半島の謎の地殻変動をGPS予測が察知していた ・地震を予測して、ひとりでも多くの人の命を救いたい。村井俊治 東京大学名誉教授 ・台湾 東部沖地震 13人の死亡確認 捜索続く 自宅壊れ生活不安も ・【地震】宮崎県内で震度5弱 大隅半島東方沖を震源とする最大震度5弱の地震が発生 津波の心配なし ・北海道地方の地震活動の特徴 ・地震学の専門家「台湾で起きるなら沖縄でも」避難ルートの把握など備えを ・[台湾でM7.7の地震 今後の影響は?(https://www.youtube.com/watch?v=pMTMSx4lJlg) ・南西諸島周辺及び与那国島周辺 ・南海トラフ巨大地震と「メカニズムが全然違う」専門家が指摘 愛媛・高知で震度6弱(2024年4月18日) ・正断層・逆断層・横ずれ断層 ・国土交通省 気象庁 地震予知について ・地震本部 南海トラフで発生する地震 ・国土交通白書 2020 第2節 地球環境・自然災害に関する予測 ・気象庁 南海トラフ地震に関連する情報