サム・アルトマン発案!AIが働いてお金がもらえる暗号資産とは?

みなさんは「働かなくてもお金が入ってくるシステムがある」って聞いたら、どう思いますか。

「そんな美味しい話しはない」、「そんなの詐欺だ」と考える方が多いのではないかと思います。

でも実際に、そんなシステムを暗号資産(仮想通貨)を使って作ろうとしている人たちがいるのです。

そんな世界を作ろうとしている一人がChatGPTを作った第一人者のサム・アルトマン氏です。

今回は、サム・アルトマン氏の作ったワールドコイン(WLD)について解説していきたいと思います。

1. ワールドコイン(WLD)とは

そもそもワールドコインとは何なのか。

ワールドコイン(WLD)は「Tools for Humanity」という会社によって作られました。

その会社に出資していたのが、OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏、マックス・ノベンドスタン氏、アレックス・ブラニア氏の3人です。

将来、AI(人工知能)が発達し、人間とAIの区別がつかなくなった時代がくることが想定されます。

そんなときに、人間がAIが働くことによる恩恵をうけられるようにしようというコンセプトのもとワールドコインは構想されました。

2019年に「ワールドコインプロジェクト」が始動し、開発や出資の期間を経て、2023年7月にワールドコインの提供が始まっています。

2. ワールドコインの仕組みについて

ワールドコインの最大の特徴は「ワールドID」システムにあります。

ワールドIDは、ユーザーが実際の人間であることを確認するために、「オーブ」と呼ばれる専用の機器を使用して虹彩をスキャンします。

このスキャンによって、AIやボットがアカウントを作るリスクを排除して、人間にだけ特別なデジタルIDを割り当てることができるのです。

ワールドコインを共同設立したアレックス・ブラニア氏は、AI時代において、AIと人間を区別することの重要性について言及しています。

昨今、AIのハッキング能力が向上しており、セキュリティを高めた認証システムの必要性が増してきています。

そんなスパムやAIによるハッキングを防ぐため、ワールドコインのオーブでは人間の目を通じた生体認証を行うシステムになっているのです。

このようなアプローチは、暗号資産の世界においては類をみない取り組みであり、セキュリティと利便性のバランスを取る上で重要な役割を果たすと考えられます。

3. ワールドコインでできること

ワールドコイン(WLD)を持っているユーザーは取得したワールドIDを使用して、決済や送金、その他のデジタル資産の購入に利用できます。

従来の金融システムに依存せずに、お金のやり取りをすることが可能になり、バイナンスなどの大手暗号資産取引所で取引ができるという強みがあります。

上記のワールドIDのシステムから、個人のアイデンティティとプライバシーの保護にも考慮して作られていることが他の暗号資産との違いとなっています。

ただ、ワールドコインの活用のについては未知数なところが多く、今後に期待とも言えるでしょう。

4. ワールドコインは実質的なベーシックインカム?

ワールドコインが注目されている大きな理由として、ワールドコインはAIとベーシックインカムを組み合わせていることにあります。

ベーシックインカムとは、全ての人に一定額のお金を政府が定期的に配る制度のことです。

仕事の有無に関わらずお金が支給されるという、経済の不平等を減らすために提案されたコンセプトです。

多くの国で一部の失業者に向けたベーシックインカムの導入は試験的に行われていますが、全ての国民に対してお金を配る完全なベーシックインカムは未だに行われていません。

しかし、サム・アルトマン氏は、全ての人がお金を受け取れる完全なベーシックインカムの実現を構想しています。

AI技術の発展により、多くの伝統的な仕事が自動化される中で、ベーシックインカムは収入の不平等を緩和し、経済的安定もたらす解決策となるのです。

AIはいずれホワイトカラー、ブルーカラーに関わらず世界にある多くの仕事を代替するとアルトマン氏は考えています。そうなると、人間が働かなくても良い時代が訪れるでしょう。

人が働かなくても良くなった世界が来たときに、人間が自由に生活するにもお金が必要です。そのお金こそがワールドコインなのです。

ワールドコインは、ベーシックインカムとして機能し、より公平な経済システムの構築を手助けすると考えられています。

5. ワールドコインの将来と潜在的な課題

ワールドコインには懐疑的な見方をする人もいるといのも事実です。

AIとベーシックインカムの組み合わせはまだ十分に実証されておらず、その社会への影響は計り知れません。

また、生体認証技術がプライバシーに関する懸念を引き起こす可能性もあります。これらの懸念に対処するためには、システムの透明性と倫理的なガイドラインをしっかり定めてることも必要です。

6. まとめ

このワールドコインの進展は、今後のテクノロジー業界において大きな影響をもたらすことが考えられるので、これからも注視していきたいですね。

*掲載している情報は、投資の勧誘や売買推奨を目的としたものではありません。投資のご判断はご自身の責任でお願いします。

参考文献

OpenAI共同創業者の「ワールドID」プロジェクトが始動、SDKのウェイティングリストも開始

生体データと引き換えに暗号資産を配る「Worldcoin」が危険な理由

仮想通貨「Worldcoin」は、ベーシックインカムを実現できるか

ワールドコイン設立秘話:Orbの内幕【前編】──「痛みを伴うことはわかっている。お金もかかる。人々は変だと思うだろう」ブラニアCEO

OpenAIが20億人登録目指す暗号資産「ワールドコイン」の全貌

Read more

リアルタイム投票アプリ5選【ライブ配信やイベントで】

リアルタイム投票アプリ5選【ライブ配信やイベントで】

ウェビナーやセミナー、社内研修を実施する際、「参加者が受け身になってしまう」「質問がなかなか出てこない」といった課題を感じたことはないでしょうか。 オンラインでの情報発信が当たり前になった今、一方的な配信だけでは参加者の満足度を高めることが難しくなっています。そこで注目されているのが、リアルタイムで参加者の意見を集約し、その場で結果を共有できる投票・質問ツールです。 本記事では、ライブ配信やイベント、研修などで活用できるリアルタイム投票アプリを5つ厳選してご紹介します。 リアルタイム投票でつながる参加者とイベント リアルタイム投票やQ&A機能を使うと、視聴者や参加者の意見を即座に集計・表示できます。講義や会議の進行を妨げず、参加者全員が自分の意見を簡単に表明できる仕組みです。 従来の挙手による質疑応答では、発言しづらいと感じる参加者も少なくありません。特にオンラインイベントでは、カメラがオンになっていることへの抵抗感や、大人数の前で質問することへのハードルが存在します。 しかし、スマートフォンから匿名で投票やコメントができる仕組みがあれば、参加者は気軽に自分の意見を伝えら

By 阿部 隼也
質問受付ツールの選び方とおすすめ5選を紹介

質問受付ツールの選び方とおすすめ5選を紹介

セミナーや講演会、社内研修などで「質問はありませんか?」と投げかけても、なかなか手が挙がらない経験はないでしょうか。参加者に有益な情報を提供しても、疑問や意見が共有されないまま終わってしまうのは、主催者にとっても参加者にとっても大きな機会損失です。 こうした課題を解決するために注目されているのが「質問受付ツール」です。参加者がスマートフォンから匿名で質問を投稿できるため、発言への抵抗感が下がり、活発なコミュニケーションが生まれます。 本記事では、質問受付ツールの基本機能から、実際に役立つおすすめツール5選、そして選定時に押さえておきたいポイントまで、実務に活かせる情報をまとめて解説します。 質問受付の現場課題 イベントやセミナーの運営で最も頭を悩ませる問題の一つが、参加者からの質問をいかに引き出すかという点です。質問タイムを設けても、会場がシーンと静まり返ってしまい、仕方なく「それでは時間になりましたので」と締めくくる光景は珍しくありません。 この背景には、日本特有の文化的要因も関係しています。大勢の前で発言することへの恥ずかしさ、自分の質問が的外れではないかという不安、他

By 阿部 隼也
オンラインセミナーアプリの選び方。参加者エンゲージメントを高めるポイント

オンラインセミナーアプリの選び方。参加者エンゲージメントを高めるポイント

近年、オンラインセミナーの活用が急速に広がっています。会場のコストや移動時間を気にすることなく、全国・世界中から参加者を集められる点は大きな魅力です。 しかし、せっかく開催しても 「参加者が途中で離脱してしまう」 「ただ見ているだけで反応が薄い」 といった課題を抱えている企業も少なくありません。 本記事では、参加者のエンゲージメントを高め、成果につながるオンラインセミナーアプリの選び方と、実務に役立つ具体的なポイントを解説します。 参加者とのつながりを生むオンライン環境の設計 オンラインセミナーにおける最大の課題は、画面越しの距離感です。会場で直接顔を合わせる機会がないからこそ、参加者が「ただ見ているだけ」にならないような仕組みが求められます。適切なツールと機能選びが、参加者のエンゲージメントを左右します。 従来のオフラインセミナーでは、会場の雰囲気や参加者同士の反応が自然と生まれましたが、オンラインではそうした「空気感」が伝わりにくくなります。だからこそ、双方向のコミュニケーション機能や、参加者の行動データを活用した設計が重要になるのです。 エンゲージメントを高

By 阿部 隼也
参加者の質問を効率的に管理!ZoomウェビナーQ&A機能の使い方を徹底解説

参加者の質問を効率的に管理!ZoomウェビナーQ&A機能の使い方を徹底解説

オンラインでのセミナーやイベントが日常化する中で、Zoomウェビナーを活用している企業が増えています。しかし、ウェビナーの開催で意外と頭を悩ませるのが「参加者からの質問をどう管理するか」という点ではないでしょうか。 セミナーが盛り上がり、次々と質問が寄せられるのは嬉しいことです。一方で、質問が多すぎて整理しきれない、どの質問に優先的に答えるべきか判断に迷う、といった課題も生じます。こうした問題を解決するために役立つのが、ZoomウェビナーのQ&A機能です。 本記事では、ZoomウェビナーのQ&A機能の基本的な使い方から、参加者の質問を効率的に管理する実践的なテクニックまで、詳しく解説していきます。 ZoomウェビナーのQ&A機能とは ZoomウェビナーのQ&A機能は、ウェビナー開催中に参加者が質問を投稿し、主催者側が回答を行うための専用機能です。この機能を使うことで、質問と回答がスレッド形式で整理され、効率的なコミュニケーションが可能になります。 チャット機能との違い Zoomには「チャット機能」もあるため、「Q&A機能とチャット機能の違いは何か」と疑問に思う方も多いで

By 阿部 隼也