【最新】GPT-5はいつリリース?2024年11月が最有力の理由

2024年5月、「GPT-4o」がOpenAIによってリリースされました。ChatGPTの急激な性能の向上に衝撃を受けた方も多いと思います。

ただ、GPT-4oはあくまでGPT-4の延長線でしかありません。OpenAI CEOのサム・アルトマン氏をGPT-4oを超えるAIを開発中であることをほのめかしています。

2024年3月18日、コンピューター科学者のレックス・フリードマン氏とアルトマン氏の対談がありました。

その時にアルトマン氏は「GPT-3がGPT-4と比べて使えないと感じるように、GPT-4が使えないと感じる時がすぐに来る」と語っています。

対談中にGPT-5の存在が示唆されていますが、OpenAIはいつそのAIをリリースするのかを明らかにしていません。

この記事では、GPT-5にまつわるリリース日やその性能についての最新情報を詳しく解説していきたいと思います。

1. 最新AIモデルは2024年中にリリースされることが確定!

GPT-5のリリース日は、未だ明らかにされていません。

しかし、2024年中にOpenAIが新しいAIモデルを公開することは間違いないと言われています。

その理由としてあげられるのが、2024年5月22日~24日にフランス、パリで開催された「Viva Technology」での発表の内容です。

下の画像はフエット氏の発表資料の一部で、縦軸にAIモデルの性能、横軸にリリース日が書かれています。

OpenAIのディベロッパー責任者であるロメイン・フエット氏の発表資料によると、「2024 “GPT-Next”」というサービスがリリース予定であることがわかります。

(画像:ChatGPT研究所 X投稿から引用)

2021年にGPT-3が開発され、2023年にGPT-4がリリースされたことがグラフに描かれています。

OpenAIがリリースする次のモデルはGPT-4と比べても、遥かに高いパフォーマンスを発揮することもわかりますね!

この情報から2024年に何かしらのAIモデルを発表することがOpenAIでも決まっていると考えられます。

そして、2024年に「”GPT Next”」と呼ばれるモデルが公開される可能性が高いことが伺えるでしょう。

それらの情報に加えて、2024年3月18日のサム・アルトマン氏とレックス・フリードマン氏の対談にて、GPT-5のリリース日に関する興味深い会話が残されています。

レックス・フリードマン (01:06:13):で、GPT-5はいつ出るんだ?

サム・アルトマン (01:06:15):わからない、というのが正直な答えです。

レックス・フリードマン (01:06:18):ああ、それが正直な答えなんだね。今年だったらビックリするよ。

サム・アルトマン (01:06:30):どんな名前になるかはわからないけど、今年はすごい新モデルをリリースする予定です。

レックス・フリードマン (01:06:36):どういう形でサービスをリリースするつもりなの?

サム・アルトマン (01:06:41):これから数ヶ月の間に、いろいろなものをリリースするつもりです。

GPT-5のようなモデルだったり、そうじゃなかったり、GPT-5から期待されるものより少し悪かったり、少し良かったり。

(GPT-5の)話をする前に、まずリリースすべき他の重要なことがたくさんあると思います。

引用:Sam Altman: OpenAI, GPT-5, Sora, Board Saga, Elon Musk, Ilya, Power & AGI | Lex Fridman Podcast #419

サム・アルトマン氏もGPT-5のリリース日に関しては「正直なところわからない」という回答を残しています。

しかし、新しいAIモデルが2024年に公開されることは間違いなさそうです。

それがGPT-5になるのか、違うモデルになるのかは疑問が残るところではあります。

Viva Technologyでの発表でもある通り、次に公開されるモデルはあくまで「GPT-Next」というものなのでGPT-5ではないのかもしれませんね。

2. 2024年11月がリリース日の最有力候補!

OpenAIの最新AIモデルがリリースされるのは、2024年11月が最有力候補としてあげられています。ここではその3つの根拠を説明をしていきたいと思います。

① 11月はOpenAIが開発会議を主催する月

1つ目の根拠は、「11月」はOpenAIが開発会議を主催する月であるからです。

OpenAIが最初にChatGPTをリリースしたのが2022年11月でした。そして、その1年後の2023年11月には開発会議にて「GPTs」と「GPT-4 Turbo」の発表をしています。

(画像:OpenAI公式サイトから引用)

(↑2023年11月のOpenAIの開発会議のアナウンスメント。2024年11月に開発会議があることが予想されています。)

2022年11月にChatGPTが公開されてから、世界が大きく変わりAI時代が切り開かれたといっても過言ではありません。

今ではGoogleやMeta、Amazonといった大手テクノロジー企業がしのぎを削ってAI開発を進めています。

また、2023年11月に公開された「GPTs」はOpenAIの大きな差別化要因となっており、こちらもChatGPTに大きなメリットをもたらしたと言えるでしょう。

(また、サム・アルトマン氏の解任が命じられたのも11月でした…)

このようにOpenAIにとって大きな発表やニュースがあるのが11月であるため、2024年11月に次のAIモデルの発表があるという期待が高まっています。

② 11月5日アメリカ大統領選への影響をおさえる狙い

2つ目の根拠として、2024年11月には大統領選が控えていることがあげられます。

最近では、生成AIを使ったディープフェイクが量産されており、AIが選挙に及ぼす影響は大きいです。

2024年3月に公開されたOpenAIのCTO、ミラ・ムラチ氏のインタビューでは以下のような発言がありました。

「私たちは世界の選挙や情勢に影響を与えないと確認ができるまで、サービスをリリースしません。」

引用:OpenAI’s Sora Made Me Crazy AI Videos—Then the CTO Answered (Most of) My Questions | WSJ

OpenAIはAIが政治に及ぼす影響を考慮しており、サービスのリリース時期に関しては慎重に検討していることが伺えます。

特にアメリカでは大統領の声や映像を使ったAI動画が量産されており、AIによって生成された動画を本物だと信じてしまう人も多いようです。

生成AIの開発と政治的な出来事は深いつながりがあるので、大統領選が終わったあとにOpenAIがなんらかの発表をすることが考えられます。

③ GPT-4oやSoraの公開まで時間を稼ぐ狙い

3つ目の根拠としては、「GPT-4o」や「Sora」のリリースを控えていることがあげられます。

GPT-4oやSoraは発表はされたものの、サービスの公開は未だされていません。サービス公開前のセーフティチェックや機能の再確認に時間が取られていると考えられます。

GPT-4oやSoraはGoogleやMetaといったライバル企業に対抗するため、早期に発表されたとも言われており、サービス公開する段階には至っていないのです。

そのため、OpenAIの他のサービスが出揃って、一段落した時期に新AIモデルを発表することが考えられます。

これらを考慮すると、OpenAIが次のAIモデルを公開するのは2024年11月と考えられるでしょう。

3. 2024年6月~7月に出るというウワサも

もう一つ可能性のあるAIモデルのリリース日は、2024年6月~7月の間です。

この日程は、2024年3月19日に投稿されたビジネス・インサイダーの記事にあげられていた予想次期です。

記事によると、GPT-5は開発途中にあり、データの学習が進められているそうです。実際のユーザーが匿名でGPT-5について、説明しており、そのクオリティはGPT-4より「格段に良い」と言っていました。

以前はこの2024年6月~7月にGPT-5が出ることが最も有力である時期とされていました。

しかし、GPT-4oが5月にリリースされたことや、GPT-5が開発途中であることから6~7月のリリースの可能性は薄くなってきているように感じます。

4. GPT-Next(GPT-5)のパラメータ数とその性能について

次にリリースされるAIモデルはGPT-5ではなく、”GPT Next”という可能性が高まっています。

「GPT-5」ではなく「GPT-Next」がリリースされるかもしれないと知って、がっかりしている方もいるのではないでしょうか。

しかし、GPT-5が公開されるにしてもGPT-Nextがリリースされるにしても、共通して言えることがあります。

それは「GPT-4よりも性能がケタ違いに上がっている」ということです。

マイクロソフトの発表では、ChatGPTが海洋生物に例えて説明されていました。

GPT-3はサメ、GPT-4はシャチ、GPT-Next(GPT-5)はクジラに例えられるぐらい性能に差が出るそうです。

下の画像は、OpenAIのAIモデルとパラメータ数を海洋生物に例えて視覚化した図です。(GPT-2のエビは編集部が想定したイメージです。)

(画像:Viva Technologyの発表をもとにAI相談.com編集部が作成)

GPT-2が1.5B(15億パラメーター)、GPT-3が175B(1750億パラメーター)、GPT-4が1.5T(1兆5000億パラメーター)と並んでいます。

そして、GPT-Next(GPT-5)のパラメータ数はGPT-4を超える1兆5000億以上のものになることが予想されます。

加えて、GPT-Nextが持つ機能は以下のようなものが考えられます。

  1. 文字生成(従来の会話型AIチャットボット)
  2. 安くて高速な出力(APIの値下げ & 出力高速化)
  3. カスタムモデル(GPTsの拡充)
  4. マルチモーダル(テキスト、画像、動画、音声に対応)

従来のChatGPTのような文字生成の機能に加えて、API料金が安くなったり、出力が速くなることが期待されています。

また、GPTsのパフォーマンスがさらに上がり、会社の実務さえも自動でこなすレベルに突入することも考えられるでしょう。

そして、最後にテキストと画像だけではなく、カメラから動画を読み取ったり、リアルタイムで音声に反応することが可能になります。

上記の内容はすでに、GPT-4oでも可能になった機能です。しかし、GPT-NextはGPT-4oよりさらに多くのことができるようになります。

OpenAIが語った今後1~2年のAIモデルは、人と区別がつかなくなるぐらいまでに性能が進化するそうです。

もしこれが本当なら、近々、人間が仕事をしなくても良い未来が訪れるかもしれませんね。

5. 「GPT-6」というワードがOpenAIによって商標登録されている

実は2024年3月に、OpenAIは「GPT-6」や「GPT-7」の商標登録を済ませたようです。

GPT-5はすでにリリースの見通しが立っており、GPT-6の開発に動き出しているというウワサさえも出始めています。

GPT-5はまだ公開されていないので、少し気が早いような気もします。ただ、将来GPT-6がどんなものになるのかとても気になりますね!

(画像:USPTOレポートから引用)

6. どんな人材がAI時代を生き残れるのか

最後に、AIが急激に発達していく世の中でどのような人材が生き残れるかについて考えていきます。

サム・アルトマン氏がCEOを務めていたテクノロジー系ファンド、Y Combinatorを創設したポール・グレアム氏がX上でAIについて投稿をしていました。

「28才のプログラマーと22才のプログラマーがいるなら、通常28才のプログラマーの方が経験が豊富で優秀です。」

「しかし今日では、22才のプログラマーの方がAIを上手く使いこなしているため、技術的には22才と28才のプログラマーのレベルは近しいものになるでしょう。」

(画像:Paul Graham氏 X投稿より引用)

若い人ほどAIを使いこなして、技術レベルを一気に上げることができると示唆しています。

ただこの話しから私が読み取ったのは、「AIを使いこなすことによって誰にでもチャンスが訪れる」ということです。

この話しの中では、たまたま22才のプログラマーがAIを使いこなして、28才の技術レベルに追いつきました。

しかし、28才のプログラマーもAIを使いこなせれば、さらに技術力を高めて、生産性を上げることができます。

反対に、22才のプログラマーがAIに依存して、技術を高めることを辞めてしまえばさらに若いプログラマーに追いつかれるでしょう。

そう考えると、AIは技術を与えてくれるものではなく、自身が持っている技術を拡張してくれるものと捉えても良いのかもしれません。

AI時代を生き残るためにも、AIを使いこなしながら勉強や経験を重ねて力をつけていきたいものですね!

参考文献

OpenAI’S “SECRET MODEL” Just LEAKED! (GPT-5 Release Date, Agents And More)

GPT-5 Likely to be Released After the US Elections

OpenAI’s Sora Made Me Crazy AI Videos—Then the CTO Answered (Most of) My Questions | WSJ

USPTO.report GPT-6

Sam Altman: OpenAI, GPT-5, Sora, Board Saga, Elon Musk, Ilya, Power & AGI | Lex Fridman Podcast #419

OpenAI’s first developer conference

OpenAI Expected to Launch ‘Better’ GPT-5 for Chatbot Mid-Year

For Data-Guzzling AI Companies, the Internet Is Too Small

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