【2024年最新AI予想】円安?円高?今後のドル円見通し

乱高下するドル円相場に不安を感じる方は多いのではないでしょうか。

9月16日、円相場は1ドル=139.50円まで上昇しましたが、その後に1ドル=142円台にまで反発しています。

10月5日には、1ドル=146円台だったのが148.94円まで急落しました。

(画像:TradingViewよりAI相談.com編集部が作成)

9月27日には石破茂氏が自民党の新総裁となり、1ドル=146円半ばまで進んでいた円安・ドル高が一時、142円台前半まで上昇しました。

しかし、その後の石破氏の発言により金融緩和は継続されるとの受け取りが広がり、1ドル=146円台後半まで円安・ドル高が進行しています。

さらには、10月4日にはアメリカの雇用統計が発表され、労働市場が堅調という見方が強まったことから、FRB(連邦準備制度理事会)の利下げペースが緩やかになると予想されました。そのため、一時1ドル=149円まで円安・ドル高が進行しました。

ドル円の為替相場は日本とアメリカの金融政策に大きく左右されており、今後の日本銀行やFRBの発表に注目が集まります。

このような状況でFXでトレードをしている方はもちろん、海外の株式を購入されている方も今後のドル円の動向について気になるところでしょう。

この記事では、今後のドル円の動向についてAIの予測を紹介します。

1. AIによるドル円レート予想とは

この記事で紹介するドル円レート予想とは、AI(人工知知能)を使ってドル円の相場を予想することです。

一般的に、AIには膨大なデータを学習させているため、人間より効率的にビッグデータ解析による相場予想ができると考えられています。

特に「為替相場」を分析・予測するためには、政治・経済・地政学的情勢などの様々なパラメータを考慮する必要があるため、高度な知見が要求されます。

専門家の意見を聞いたり、経済モデルを活用あるいは新規構築するような従来の人の手によるレート予測は時間と工数を要します。

ここにAIの有するビッグデータと高度な処理性能を活用することで、このプロセスを効率化するだけでなく、予測精度を高めることができると期待されています。

2. AIが予想するドル円、2024年の見通し

2024年9月、12月、2025年3月のドル円の推移をClaude 3に予測させてみました。

楽観的シナリオと悲観的シナリオの2つに分けて見ていきたいと思います。

主に、アメリカ大統領選、中東情勢、米中対立、ウクライナ情勢に焦点をあて、今後の世界情勢とドル円の動向をAIが予想しています。

① 楽観的シナリオ

下記は生成AIが生成した楽観シナリオです。

(画像:Claude 3 Sonnetをもとに予想を作成)

楽観シナリオでは、アメリカ大統領選が分断を引き起こさず、平和的な政権交代が行われ、市民間の混乱を引き起こさないことが想定されています。

また、現在イスラエルとハマスの戦争は続いているものの、2024年末までには停戦・終戦への道筋が立てられるとも考えられているようです。

ウクライナ情勢は依然、解決が難しいとしながらも休戦に向けて交渉が進められるとAIは予想しました。

このシナリオに基づくと、2024年9月、12月、2025年3月のドル円の動きは下のようになるとAIは考えています。

(画像:Claude 3 Sonnetをもとに予想を作成)

AIの予想によると、3ヶ月ごとに150円、145円、140円と段階的に円高が進んでいくようです。

主な理由としては、日本経済の成長や米国の金融引き締めの収束が上げられています。

未来のことなので、実際にこの通りになるかは分かりません。しかし、AIが立てた筋書きは現実離れした予想でもなさそうです。

楽観シナリオ通りに進めば、ドル安・円高に進むことも十分、現実味を帯びてきそうです。

② 悲観的シナリオ

楽観シナリオがある一方、AIが生成した悲観シナリオは下記の通りです。

(画像:Claude 3 Sonnetをもとに予想を作成)

悲観シナリオでは、アメリカ大統領選挙の影響で国が分断され、アメリカの国力が低下することが示唆されています。

そこに追い打ちをかけるように、イスラム・ハマス間の戦争も激化し、周辺国を巻き込むリスクが高まるようです。これにより、原油供給が不安定になり、さらなる物価高が予測されています。

また、米中対立においても最悪のケースが想定されており、台湾有事を通して軍事衝突へ発展するリスクも排除できないようです。

このような最悪のケースを想定した場合、ドル円の動きは下記のようになるとAIは予想しています。

(画像:Claude 3 Sonnetをもとに予想を作成)

悲観シナリオに基づくと、アメリカ大統領選による国力低下と日銀による金融緩和続行で、2024年9月時点で1ドル=172円になると示されています。

2024年12月には、米中対立の深刻化と世界経済の悪化でアメリカの金融引き締めが加速、その結果、1ドル=185円を記録するようです。

2025年3月には、ウクライナ情勢の激化により資源価格が高騰、インフレが加速しアメリカが金融引き締めをより強めるとAIは予測しています。それらを考慮すると、1ドル=195円にまでドル高・円安が加速するという道筋が示されています。

3. 次なる為替介入はいつなのか

AIが予測した為替介入が起きるタイミングは下の通りです。

(Claude 3 Sonnetをもとに予想を作成)

AIの予測によると、1ドル=160円を超える水準に達した時、為替介入が発動する可能性が高まるそうです。

また、円安の進行ペースが速すぎる場合や、経済に悪影響を与えるリスクが大きいときにも政府が介入を許可する可能性があると示唆しています。

為替介入とは、日銀が通貨の売買をすることで、為替相場の急な変動を抑え、安定化を図ることを目的とした行為です。

AIは1ドル=160円前後で為替介入が起きると予測しています。

しかし、実際に為替介入が行われるタイミングは「為替相場が急激に変動した時」であり、いつ行われるのかは定かではありません。

ただ、過去に起きた為替介入を知ることによって、今後の為替介入を予想するヒントになることでしょう。

直近で確認されている為替介入が入ったタイミングは、2022年9月22日、10月21日、10月24日です。

下のグラフでも、為替介入があったとされる2022年9月以前まで、急激に円安が進んでいることが見て取れます。

2022年2月には1ドル=115円前後を維持していたのが、9月には1ドル=144円を記録しました。

わずか6ヶ月間で30円も円安が進んだことで、日銀が介入せざるを得なかったと捉えることができるでしょう。

また、為替介入が起きた2022年10月21日はロウソク足が飛び出す形で、円高に反発しています。

この状況は2024年4月29日でも似たような現象が確認されています。

(画像:TradingViewよりAI相談.com編集部が作成)

2024年4月~5月は為替介入があり、過去最大の9兆円以上の為替介入を行ったと財務省は発表しました。

※2024年7月31日追記:日本銀行が7月11日、12日に合わせて約5兆5000億円の為替介入を行ったことを発表しました。

下の表では直近3年間の為替介入の内容と介入額をまとめています。

為替介入時期 内容 介入金額
2024年7月12日 ドル売り・円買い 2兆円
2024年7月11日 ドル売り・円買い 3兆円
2024年5月2日 ドル売り・円買い 3兆円
2024年4月29日 ドル売り・円買い 5兆円
2022年10月24日 ドル売り・円買い 0.7兆円
2022年10月21日 ドル売り・円買い 5.6兆円
2022年9月22日 ドル売り・円買い 2.8兆円

(表:財務省の情報をもとにAI相談.comが作成)

2022年9月~10月に起きた為替介入の総額は9兆円にも上り、急激な円安を止めるのには大規模の介入が必要であることがわかります。

日銀は総額9兆円分のドル売り・円買い介入を行い、2023年1月には1ドル=128円まで戻すことができました。

しかし、その後もドル高・円安は進み、2024年5月時点では1ドル=156円になっています。市場では、為替介入はその場しのぎにしかならないという考えが広まってきているようです。

それでも、2024年4月29日、5月2日にも為替介入が起こったので、市場が政府による為替介入への警戒感を強めていることは確かでしょう。

4月29日には、1ドル=160円になった後、151円まで戻しています。市場は為替介入が行われた節目の数値として、今後も慎重な値動きをすると予想されます。                                                                     

日銀が200兆円分の外貨準備予算(ドル売り用資産)を備えていることも、市場に警戒感を与えている理由の1つでしょう。

4. AI予測の過信には注意

今回はAIにドル円予想をしてもらいました。

AIは膨大なデータを取り込んで作られているので、さまざまな事象を考慮して為替相場を予想することができます。

現時点では、AIは今まで学習してきたデータを基に予想をしていましたが、今後はリアルタイムの情報検索が可能になることで為替相場への分析力の向上が期待できるでしょう。

知識の偏りなどによって人間はどうしても恣意的な判断をしてしまうことが多いので、AIのアドバイスを聞くことで客観的な視点を得られることはAI予測活用のメリットと言えるでしょう。

注意点として、AIは「ハルシネーション」と呼ばれる事実に反する回答をしてしまうこともあるので、完全に信頼するのは避けたほうが良さそうです。

今後のドル円相場の動向を自分なりに考察した後で、セカンドオピニオンとしてAIの視点も参考にするといった使い方が望ましいでしょう。

*掲載している情報は、投資の勧誘や売買推奨を目的としたものではありません。投資のご判断はご自身の責任でお願いします。

参考文献

為替週間見通し:ドルは底堅い値動きか、米雇用改善でドル買い継続も

一時1ドル139円50銭台まで円高が進む:米国の大幅利下げ観測は行き過ぎか?

2024年のドル円、120円台への円高を予想

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【為替】2022年の円安阻止介入を振り返る

第1章 長期金利上昇の要因と物価連動債の役割

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