AIでeスポーツはどう変わる?プロゲーマー達のAI活用法

この記事では、AI(人工知能)とeスポーツ業界の関係性について説明をしていきます。

プロゲーマーはAIをコーチとして活用している!

プロゲーミング、特にeスポーツの世界は、AIの進化と密接に関わっているといわれているのをご存知ですか。

プロ将棋棋士の藤井三冠のように、指し手の研究にAIを活用する例はよく知られていますが、eスポーツにおいても同様の進化が見られるのです。

例えば、アメリカ・カリフォルニア州に拠点を置くMobalyticsは、League of LegendsやVALORANTなどのゲームに対応したコーチングAIを開発しており、このAIはプレイヤーのプレーの長所と短所を特定するのに役立っています。

実際に、Mobalyticsが行った調査によると、League of Legendsにおいて、同社のコーチングAIを使用したプレイヤーは、使用していないプレイヤーに比べて上達した人数が27%多かったという結果が出ているのです。

AIは過去の様々なプレースタイルを機械学習で分析し、ゲームの戦況において的確なアドバイスをプレイヤーに与えてくれるのです。

チームの統計情報からチーム編成のアドバイスまでを人工音声で教えてくれるので、プロゲーマー御用達のAIといっても過言ではないでしょう。

人間に圧勝するAI

eスポーツの世界では、AIの進歩が目覚ましいものとなっています。

特筆すべき例として、2017年のDota 2世界大会「The International 2017」で、OpenAIが開発したAIが人間のチャンピオンに勝利したことが挙げられます。

Dota 2は戦略性が高くリアルタイムで多くの意志決定が求められるので、AIには複雑すぎるゲームだと考えられえていました。

しかし、そんな懸念をものともせずOpenAIが開発した「OpenAI Five」はプレイヤーの動きを分析し勝利したのです。

また、囲碁AI「AlphaGo」で知られるDeepMind社は、「スタークラフト2」というゲームの専用AI「AlphaStar」を開発しました。

そのAlphaStarは2018年にプロゲーマーであるーTLO氏とMaNa氏を破っています。

この対戦では、AlphaStarが人間的なプレースタイル取り入れたことが注目され、今までのAIではできない高度なプレーを披露したことがネットでも取り上げられました。

AIにプロゲーマーのプレースタイルを模倣させる

さらに最近ではAI技術を使ってプロゲーマーのプレースタイルを再現する研究も行われています。

格闘ゲームで有名な「ストリートファイターV」のプレイヤーの操作データが蓄積し、そのデータをAIが学習することで特定のプロゲーマーのスタイルを模倣する取り組みが行われています​​​​。

このようなAIの進歩は、プロゲーマーとのバーチャル対戦の実現したり、有料ダウンロードコンテンツとしての商品価値を創出することにもつながると考えられます。

ゲーマーの間では「本物のプレイヤーと勝負してトレーニングしたい」というニーズがあり、そういったユーザーはプローゲーマーを模倣したAIと練習してより強くなりたいと思うのです。

そのような実際にAIとプレーできる体験に加え、AI同士の対戦を観戦するといった新しいeスポーツ観戦システムを作ることも可能になるでしょう​​​​。

新しい戦術やコンセプトの開発、観客にとってもより魅力的なeスポーツ体験が期待されています。

まとめ

今後、AIの進歩はeスポーツをはじめとするゲーム業界に大きな影響を及ぼし続けることは間違いないでしょう。

プロゲーマーのプレースタイルを学習しAIの開発は、プレイヤーに新しい対戦体験を提供し、ゲーム業界に新たな風を吹かせると考えられます。

参考文献格ゲーの駆け引きはAIにもできる? 憧れのプロ選手、AI化の可能性もDeepMindのAI「AlphaStar」が世界トッププレイヤーを相手に「スタークラフト2」で10-1の大勝OpenAIの人工知能「OpenAI Five」がDota 2の5対5バトルで人間チームに勝利Climbing the Ladder in League of Legends: Patterns in Player Performance藤井聡太五冠を生んだ将棋AIのリアルAIが弱点の発見や戦術をアドバイスするeスポーツコーチングAIの台頭eスポーツにAI参戦!ゲームの競技で行われる人工知能vs人とはDOTA 2

Read more

リアルタイム投票アプリ5選【ライブ配信やイベントで】

リアルタイム投票アプリ5選【ライブ配信やイベントで】

ウェビナーやセミナー、社内研修を実施する際、「参加者が受け身になってしまう」「質問がなかなか出てこない」といった課題を感じたことはないでしょうか。 オンラインでの情報発信が当たり前になった今、一方的な配信だけでは参加者の満足度を高めることが難しくなっています。そこで注目されているのが、リアルタイムで参加者の意見を集約し、その場で結果を共有できる投票・質問ツールです。 本記事では、ライブ配信やイベント、研修などで活用できるリアルタイム投票アプリを5つ厳選してご紹介します。 リアルタイム投票でつながる参加者とイベント リアルタイム投票やQ&A機能を使うと、視聴者や参加者の意見を即座に集計・表示できます。講義や会議の進行を妨げず、参加者全員が自分の意見を簡単に表明できる仕組みです。 従来の挙手による質疑応答では、発言しづらいと感じる参加者も少なくありません。特にオンラインイベントでは、カメラがオンになっていることへの抵抗感や、大人数の前で質問することへのハードルが存在します。 しかし、スマートフォンから匿名で投票やコメントができる仕組みがあれば、参加者は気軽に自分の意見を伝えら

By 阿部 隼也
質問受付ツールの選び方とおすすめ5選を紹介

質問受付ツールの選び方とおすすめ5選を紹介

セミナーや講演会、社内研修などで「質問はありませんか?」と投げかけても、なかなか手が挙がらない経験はないでしょうか。参加者に有益な情報を提供しても、疑問や意見が共有されないまま終わってしまうのは、主催者にとっても参加者にとっても大きな機会損失です。 こうした課題を解決するために注目されているのが「質問受付ツール」です。参加者がスマートフォンから匿名で質問を投稿できるため、発言への抵抗感が下がり、活発なコミュニケーションが生まれます。 本記事では、質問受付ツールの基本機能から、実際に役立つおすすめツール5選、そして選定時に押さえておきたいポイントまで、実務に活かせる情報をまとめて解説します。 質問受付の現場課題 イベントやセミナーの運営で最も頭を悩ませる問題の一つが、参加者からの質問をいかに引き出すかという点です。質問タイムを設けても、会場がシーンと静まり返ってしまい、仕方なく「それでは時間になりましたので」と締めくくる光景は珍しくありません。 この背景には、日本特有の文化的要因も関係しています。大勢の前で発言することへの恥ずかしさ、自分の質問が的外れではないかという不安、他

By 阿部 隼也
オンラインセミナーアプリの選び方。参加者エンゲージメントを高めるポイント

オンラインセミナーアプリの選び方。参加者エンゲージメントを高めるポイント

近年、オンラインセミナーの活用が急速に広がっています。会場のコストや移動時間を気にすることなく、全国・世界中から参加者を集められる点は大きな魅力です。 しかし、せっかく開催しても 「参加者が途中で離脱してしまう」 「ただ見ているだけで反応が薄い」 といった課題を抱えている企業も少なくありません。 本記事では、参加者のエンゲージメントを高め、成果につながるオンラインセミナーアプリの選び方と、実務に役立つ具体的なポイントを解説します。 参加者とのつながりを生むオンライン環境の設計 オンラインセミナーにおける最大の課題は、画面越しの距離感です。会場で直接顔を合わせる機会がないからこそ、参加者が「ただ見ているだけ」にならないような仕組みが求められます。適切なツールと機能選びが、参加者のエンゲージメントを左右します。 従来のオフラインセミナーでは、会場の雰囲気や参加者同士の反応が自然と生まれましたが、オンラインではそうした「空気感」が伝わりにくくなります。だからこそ、双方向のコミュニケーション機能や、参加者の行動データを活用した設計が重要になるのです。 エンゲージメントを高

By 阿部 隼也
参加者の質問を効率的に管理!ZoomウェビナーQ&A機能の使い方を徹底解説

参加者の質問を効率的に管理!ZoomウェビナーQ&A機能の使い方を徹底解説

オンラインでのセミナーやイベントが日常化する中で、Zoomウェビナーを活用している企業が増えています。しかし、ウェビナーの開催で意外と頭を悩ませるのが「参加者からの質問をどう管理するか」という点ではないでしょうか。 セミナーが盛り上がり、次々と質問が寄せられるのは嬉しいことです。一方で、質問が多すぎて整理しきれない、どの質問に優先的に答えるべきか判断に迷う、といった課題も生じます。こうした問題を解決するために役立つのが、ZoomウェビナーのQ&A機能です。 本記事では、ZoomウェビナーのQ&A機能の基本的な使い方から、参加者の質問を効率的に管理する実践的なテクニックまで、詳しく解説していきます。 ZoomウェビナーのQ&A機能とは ZoomウェビナーのQ&A機能は、ウェビナー開催中に参加者が質問を投稿し、主催者側が回答を行うための専用機能です。この機能を使うことで、質問と回答がスレッド形式で整理され、効率的なコミュニケーションが可能になります。 チャット機能との違い Zoomには「チャット機能」もあるため、「Q&A機能とチャット機能の違いは何か」と疑問に思う方も多いで

By 阿部 隼也